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プレスリリース
2023年12月26日
熊本市と株式会社ファーストクラスは
「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた連携に関する協定を締結しました。
熊本市(市長:大西 一史)と株式会社ファーストクラス(東京都渋谷区、代表取締役社長:小笠原 慎)は、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた連携に関する協定を締結しました。
これにより賞味期限が迫った食品などを安価に購入できる会員限定ECサイト「クローズドマート」を、熊本市の職員が利用できる仕組みを構築します。また今回の取組を通じて、食品ロスの削減や再生可能エネルギーの導入など、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて取り組んでいきます。
政令指定都市としては日本初、地方自治体との協定は神奈川県・徳島県・横須賀市・熊本県に次いで5事例目となります。
1 「クローズドマート」の概要
株式会社ファーストクラスが提供するサービス「クローズドマート」は、当社と契約を締結した企業等の従業員を対象に、食品ロス等の削減に向けて、賞味期限の迫る食品や切り替えとなった商品などを安価に販売する会員限定のECサイトです。会員として500以上の企業や自治体等が参加し、利用対象者は230万人を超えています。
2 協定締結の目的
(1)食品ロス等削減への貢献
賞味期限間近や返品・過剰在庫など、従来の流通ルートでは販売することができず、やむを得ず処分される商品が数多くあります。熊本市の職員等がクローズドマートを利用し購入することで、食品ロス等削減に取り組みます
(2)購入額に応じた寄附による「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた取組を推進
次の寄附により社会的課題解決に向けた取組を支援します。
・熊本市の職員が購入した金額の3%を株式会社ファーストクラスから熊本市省エネルギー等推進基金に寄附。
・クローズドマート利用者が、購入に応じて付与される保有ポイントを活用した寄附。
カーボンニュートラルとは
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
※ここでの温室効果ガスの「排出量」「吸収量」とは、いずれも人為的なものを指します。
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
参照 環境省 脱炭素ポータル
株式会社ファーストクラスについて
ロス削減プラットフォームのファーストクラスは、2008年に創業し「明日の普通を創り続ける」の理念のもと、ECサイトの運営、ポイント交換商品の手配、自治体職員向けカタログギフトの企画事業を展開しています。2019年より日々の買い物が自然と社会貢献となる仕組みとして、社会貢献型職域販売サービス「クローズドマート」のサービス提供を開始。食品ロス等削減に貢献するとともに、福利厚生充実による働きがいの向上、売上の一部を寄附するなど、従業員参加型のSDGsを推進しています。